この記事ではMACホワイトリストの管理について説明します。リモートアクセスを
一部のデバイスに限定したい場合、チーム設定の「Businessアプリの MACアドレスでの
アクセスを制限」で接続を許可したいコンピュータのMACアドレスを入力することで
限られたデバイスからのみアクセスを許可する設定ができます。
なお、 MACアドレスでのアクセス制限はWindows・MacのMACアドレスのみ対応しております。
対応製品
- Splashtop Business Performance
- Splashtop Enterprise
※この機能は別途お申し込みが必要になるため、ご利用される場合には購入先店に
お問い合わせください。
アクセスを制限するためには接続元デバイスのMACアドレスが必要になります。
Windowsの場合、MACアドレスは物理アドレス(MAC)と記載されています。
Windows11の場合、「設定」⇒「ネットワークとインターネット」⇒「ネットワークの
詳細設定」⇒「ハードウェアと接続のプロパティ」⇒「物理アドレス(MAC)」から
調べられます。Macの場合、「システム環境設定」または「システム設定」⇒「ネットワーク」
⇒お使いのネットワークを選択し、「詳細」⇒「ハードウェア」から調べられます。
以下の画像はWindows11の例です。
接続を許可したいコンピュータのMACアドレスをホワイトリストに登録します。
オーナーまたはチーム設定の制御が許可されたスーパーアドミン権限のユーザーがWeb管理
コンソールにログインし、「管理」⇒「チーム設定」に進み、「MACホワイトリストの管理」
をクリックします。
接続を許可したいMACアドレスを入力し「アドレスの追加」をクリックします。
ホワイトリストの機能を利用する前にデバイス認証済みのデバイスがあり、
そのデバイスからの接続も許可したい場合はこの設定を有効にすることで
ホワイトリストに登録することなくリモートアクセスを許可できます。
実際の挙動は以下のようになります。
オフ(許可しない)の場合
MACアドレスに登録していない認証済みデバイスの場合:エラーメッセージが表示され
ログインできません。
MACアドレスに登録していない認証していないデバイスの場合:エラーメッセージが表示され
ログインできません。
MACアドレスに登録している場合(認証していない):Windows・Macの場合はデバイス認証
メールが送信され、認証後ログイン可能です。
Chromebookの場合はエラーメッセージが表示されます。
MACアドレスに登録している場合(認証済み):Windows・Macはログイン可能です。
Chromebookの場合はエラーメッセージが表示されます。
オン(許可する)の場合
MACアドレスに登録していない認証済みデバイスの場合:Windows・Mac・Chromebook・iOS・Androidもログイン可能です。
MACアドレスに登録していない認証していないデバイスの場合:エラーメッセージが表示され
ログインできません。
MACアドレスに登録している場合(認証していない):Windows・Macはデバイス認証メールが
送信され、認証後ログイン可能です。Chromebookの場合はエラーメッセージが表示されます。
MACアドレスに登録している場合(認証済み):Windows・Macはログイン可能です。
Chromebookの場合はエラーメッセージが表示されます。
以下の画像はWindowsのエラーメッセージの例です。
モバイルデバイスの場合はMACアドレスが固定ではない為、MACアドレスが登録できません。
モバイルアクセスにアクセス許可をしたい場合は「モバイルデバイスのスキップを許可する」
をチェックし、Businessアプリでデバイス認証を行うことでリモートアクセスを許可できます。
この項目の設定内容はiOS・Android・Chromebookに反映されます。
実際の挙動は以下のようになります。
オフ(許可しない)の場合
認証済みデバイスの場合:エラーメッセージが表示され、ログインできません。
認証していないデバイスの場合:エラーメッセージが表示され、ログインできません。
オン(許可する)の場合
認証済みデバイスの場合:Chromebook・iOS・Androidはログイン可能です。Windows・Macは
ログインできません。
認証していないデバイスの場合:Chromebook・iOS・Androidの場合、デバイス認証のメールが
送られ、認証すればBusinessアプリにログイン可能です。
Windows・Macはログインできません。
以下の画像はモバイルデバイスのエラーメッセージの例です。
MACアドレスを登録したデバイスがWindows・Macのコンピュータの場合はこの項目にチェックをすることでデバイス認証が不要になります。
実際の挙動は以下のようになります。
有効の場合(オン):Windows・Macで認証デバイスではない場合でもMACアドレスを
登録すれば、デバイス認証をスキップしてBusinessアプリにログイン可能です。
ログイン後、デバイスは認証済みデバイスとして追加されます。
Chromebookの場合はエラーメッセージが表示されます。
無効の場合(オフ):MACアドレスを登録していても、オフの場合は通常通りの
挙動となります。
認証済みデバイスの場合:Windows・Macはログイン可能です。
Chromebookの場合はエラーメッセージが表示されます。
認証していないデバイスの場合:Windows・Macは認証メールが送信され、認証後
ログインできます。Chromebookの場合はエラーメッセージが表示されます。